訪問看護は地域に頼られるステーションになるために、医療・介護の関連事業所へ”挨拶回り”に行きます。
初めて訪問看護で働く看護師さんにとっては”挨拶回り”をイメージができず、不安があると思います。
そこで今回は、訪問看護が行う挨拶回りについて紹介します!
訪問看護が行う挨拶回りでは、ステーションの存在や特徴を知ってもらうこと、働いている看護師さんの顔と名前を覚えてもらい、好印象を与えることが目的になります。
そのため、ステーションのリーフレットやチラシを持参して名刺交換を行います。
名刺交換では、「訪問看護ステーション アスエイドの看護師の○○です。○月より、訪問看護で働くことになりました。よろしくお願いします。」のように簡単に自己紹介をし、看護師から名刺を渡します。
看護師から名刺を渡すことで、相手の名刺をもらいやすくなります。
名刺交換を終えたら、ステーションの場所や特徴などの紹介したり、持参したリーフレットやチラシについて簡単な説明をしてから渡します。
ここまでできれば、100点満点の挨拶回りです‼
慣れてきて、相手との会話ができるようになれば、最高の挨拶回りになります。
この会話では、看護師が自分の得意や強みをPRすることでも良いですが、一方的に話して終わってしまう可能性があります。
そこで、看護師の得意と強みを伝えつつ、困り事はないかを尋ねたり、アドバイスを求める(アドバイスシーキング)と、相手に好印象を与えやすくなります。
アドバイスを求める例としては、「こんな訪問看護ステーションなら頼みやすいと思うのは、何かありますか?よろしければ、教えてほしいです。」、「パーキンソン病の訪問看護に力を入れていきたいのですが、パーキンソン病の利用者さんが家で困ることはどんなことがありますか?」などが考えられます。
訪問看護が挨拶回りに行く相手は、以下の4つが挙げられます。
1.ケアマネジャー
2.医師
3.訪問看護師
4.相談員
それぞれについて、以下で解説します。
ケアマネジャーは、地域包括支援センターと居宅介護支援事業所に在籍しており、介護保険の利用者さんと訪問看護を橋渡ししてくれます!
地域包括支援センターのケアマネジャーは、在宅生活が難しくなった高齢者の早期発見や介護予防を行いながら、介護保険の要支援1、2の利用者さんを担当しています。
居宅介護支援事業所のケアマネジャーは、介護保険の要介護1~5の利用者さんを担当しており、訪問看護の依頼してくれる相手として最も多いです。
そのため、地域包括支援センターや居宅介護支援事業所には2か月に1回程度で挨拶回りに行きます。
医師は、訪問看護指示書を発行し、訪問看護ステーションと連携して利用者さんの病状を管理します。
顔見知りの関係となることで連携しやすくなったり、医師から直接依頼されることがあるため、1~2回は管理者と一緒に挨拶に行きます。
実際に挨拶に行くのは、川越市とふじみ野市の訪問診療所がメインになります。
クリニックは、指示書依頼書や情報提供を直接持って行くタイミングで挨拶できる場合があります。
川越とふじみ野の訪問看護ステーションは、おおよそ45か所ありますが、毎日訪問が必要な利用者さんだったり、リハビリの人員がいないなどの理由から、複数のステーションで一人の利用者さんにサービス提供したり、他のステーションへ引き継ぐ場合があります。
そのため、地域の訪問看護師と顔見知りの関係になっておくと、連携したり、お互いに助け合うじことができるため、管理者と一緒に挨拶に行ったり、地域の訪問看護連絡会に積極的に参加しています。
相談員は、病院の中にある地域連携室や患者支援室、障害者支援センターにいます。
病院の相談員は、自宅退院する患者さんで訪問看護が必要である場合、障碍者支援センターの相談員は、精神障害の方や介護保険非該当の身体障害者の方で直接、訪問看護ステーションに依頼をしてくれます。
そのため、病院や障害者支援センターには、ケアマネジャーよりは頻度が少ないですが、定期的に挨拶に行きます。
今回は、訪問看護が行う挨拶回りについて紹介しました。
挨拶回りは、ほとんどの看護師が経験がなく、不安に思うことが多いと思います。
でも、ご安心ください!!!
訪問看護ステーション アスエイドでは、挨拶回りの得意な管理者とスタッフがいるため、どのように立ち振る舞うか、どんなことを話すかなど、一緒に考えながら挨拶回りを行います。
やっていくうちに、ケアマネジャーや訪問看護師さんと馴染みの関係となり、会話することが楽しくなっていきます。
訪問看護ステーション アスエイドでは、常勤、非常勤を問わず、一緒に働いてくれる仲間を探しています。
随時、事務所内の見学、管理者兼代表の石澤との面談を行っています!
アスエイドに少しでも興味を持ってくれた看護師さんは、気軽に電話やメールで連絡をしてほしいです。