訪問看護を始めたころ、ほとんど車を運転する機会のない私でした。
世に言う「ペーパードライバー」です。
しかし訪問には車を使うことがとても多いことに、後から気づきました。
当時を思い出すと笑ってしまうのですが、車庫入れもぎこちなく知らない道路になるとハンドルを持つ手に力が入り、体も前傾姿勢になってしまう状態でした。
そんな私が訪問看護を始めたので、実際に車を運転して利用者さんのお宅へ行くとなるとそれだけで緊張していました。
当時使用していた社用車はカーナビもなく、バックモニターもありませんでした。
訪問するにあたりケアの準備と一緒にすることは、地図をプリントアウトすること、曲がる交差点を確認すること、何車線ある道路か確認することでした。
知らない地域への訪問が予定されているときは、週末に夫に助手席に乗ってもらいドライブしながら地域探索をしたこともありました。
運転にもだいぶ慣れましたが、知らない場所へ行くときは緊張します!
今でも初めてのお宅に訪問するときは、あらかじめ経路を確認しています。
都内など地域によっては移動手段が自転車のステーションもありますが、アスエイドでは軽自動車を使用して訪問しています。
訪問エリアが広いことや訪問に必要な物品を載せて移動するためです。
運転に自身のない方でも安心して訪問ができるように、アスエイドでは入職初期に同行研修を組みます。
訪問看護についてだけでなく、慣れない地域の道路や注意が必要な区間などについても一緒に確認します。
訪問先まで無事にたどり着けるかも不安な点ですよね。
私たちの使用している電子カルテの端末には、利用者さんのお宅まで誘導してくれるナビがついています。
とても優秀な助手です!
以前のように地図をプリントすることなく目的地まで行くことができます。
また、焦らず移動ができるように、訪問スケジュールも余裕を持たせて組んでいます。
安全運転で利用者さんのお宅までたどり着くためには適度な緊張感も大切だと感じています。
車での移動時間は気分を切り替えるための大事な時間でもあります。
その街の建物や街路樹を眺めながら次の利用者さんのお宅へ向かうと、自然と会話も弾みます。
秋風が気持ちの良い季節になってきました。
今日も相棒の白い軽自動車で行ってきます!