訪問看護では、リハビリや自主トレーニングの一環として体操を行っています。
訪問看護ステーション アスエイドでは、「アスエイド体操」という事業所オリジナルの体操があります。
今回は、アスエイド体操~立位での足の運動~について紹介します。
アスエイド体操~立位での運動~とは、立ち上がりや歩行が不安定になっている方が安全かつ簡単にできる6つの運動になります。
立ち上がりや歩行の運動を行ってしまうと転倒してしまう可能性がある場合では、立位での運動で筋力の向上を図り、立っていてもふらつかない程度のバランスを獲得しておくことがおすすめです!
それぞれの運動について解説します!
この運動は、太ももの裏の筋肉のストレッチになります。
太ももの筋肉が硬くなっていると骨盤が後ろに倒れ、背中が丸くなり、立っている時や歩いている時に後方へバランスを崩しやすくなります。
上体を倒した時に、両手で膝が曲がらないように押さえておくと効果抜群になります!
この運動は、内もものと腹部のストレッチになります。
内ももと腹部の筋肉は、背筋を伸ばした良い姿勢を保つために重要な筋肉であり、この筋肉が硬くなってしまうと前傾姿勢になりやすいです。
しっかりと背筋を伸ばしたまま少し前に倒れるだけでも、十分効果的なストレッチになります!
この運動では、立つ時や歩く時に踏ん張る働きをする、すねの筋肉が鍛えられます。
両方のつま先を上げると後方へバランスを崩しやすいため、両手で手すりやベッド柵を掴みながら行ったり、片足ずつ行うことをおススメします!
この運動では、立っている時の姿勢を保つ働きと足から心臓へ血液を戻す働きがある、ふくらはぎの筋肉が鍛えられます。
踵を下げる時に背中が丸まってしまうと後方へバランスを崩しやすいため、踵が床につくまでは良い姿勢を保つように行うことをおススメします!
この運動では、立っている時、歩いている時に骨盤を左右に動かしながら安定させるお尻の横の筋肉が鍛えられます。
猫背のように背中が丸くなっていたり、腰痛がある方の場合には、足を横に開けない、もしくは開いても保てない場合があります。
その場合には、足を開く運動と合わせて背筋を伸ばす運動を組み合わせることでスムーズに運動ができるようになります!
この運動では、太ももの前と後ろの筋肉、お尻の筋肉、背筋の筋肉を鍛えることができます。
この運動では、立っている時にしっかりと踵で踏ん張っていないと、腰を下ろす時に膝が前に出たり、膝が内向きに曲がってきてしまい、膝や腰が痛むことがあります。
腰を下ろす角度は、少しずつ増やしていくことをおススメします!
事業所オリジナルの「アスエイド体操~立位での運動~」を紹介しました。
立位での運動を行うことで、立っている時や歩いている時に必要なバランスを鍛えることができるので是非、やってみてください!