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訪問看護師が疲れたと感じる瞬間とその対策について紹介します

2024年5月11日

訪問看護は、利用者さんのじっくりと話を聞いて理解したい、関わりたいという看護師さんにとってやりがいを感じられる素晴らしい仕事です。

しかし、利用者さんの自宅に訪問してケアを行う特性上、疲れたと感じてしまう瞬間があります。

そこで今回は、訪問看護師が疲れたと感じる瞬間とその対策について紹介します。

訪問看護師が疲れたと感じる瞬間 6選

訪問看護師が疲れたと感じる瞬間は、以下の6つが挙げられます。

1.訪問件数が多い時

2.急変対応をした時

3.入浴介助を行った時

4.コミュニケーションがうまく取れない時

5.オンコール待機時

6.書類作成をした時

それぞれについて、以下で詳しく解説し、その対策についても紹介します。

1.訪問件数が多い時

訪問看護では、1日4~6件の訪問を行う事が一般的ですが、利用者さんの体調変化による追加訪問、スタッフの急休みによる代行訪問、利用者さん都合による振替があるため、日によっては1日8件以上訪問する事があります。

1日8件以上の訪問を行う場合には、始めて行く利用者さんで不安がある、移動時間が短い、看護記録を記入することもままならないなど、時間的な余裕が無くなることで疲れた、、、と感じると思います。

対策としては、以下の3つが挙げられます。

①日頃から、担当利用者以外の利用者さんについて一緒に働く看護師さんと対話しておく、気軽に相談し合う。

②代行訪問するかもしれないと考え、担当以外の利用者さんへの同行訪問を積極的に行っておく。

③1日7件以上訪問できた場合、訪問看護師としての一流の経験と技術を持てたと自分自身を褒める。

2.急変対応をした時

訪問看護では、体調や病状が急変した利用者さんに訪問することが多々あります。

体調や病状が急変した場合は、焦りと緊張による精神的負担を抱えながらも冷静な状況把握と必要な処置を施し、その後、キーパーソンや医師、ケアマネージャーなどの関係各所への連絡をしなければいけません。

訪問看護師が最も迅速に行う対応のため、経験が豊富な看護師でも疲れた、、、と感じると思います。

対策としては、以下の2つが挙げられます。

①急変対応のマニュアルを持参し、参照しながら対応する。

②慣れるまで管理者や同僚の看護師に電話しながら対応する。

3.入浴介助を行った時

訪問看護の入浴介助では、入浴により病状が変化してしまう可能性がある、転倒リスクが高いなどの理由から看護師が評価しながら介助、ケアを行います。

重介助である場合が多いこと、ユニフォームを着たままの看護師にとって自宅浴室が暑い環境であること、テキパキと行なわなければいけないことから、訪問看護の中でもっとも大汗をかくケアとなります。

入浴介助が1日に2回以上行う時には、体に熱がこもってしまい、身体的に疲れた、、、と感じると思います。

対策としては、以下の2つが挙げられます。

①着替えを用意しておく。

②服や身体を冷やす、冷感デオドラントスプレー、ふき取りシートなどを使用する。

4.コミュニケーションがうまく取れない時

訪問看護では、看護ケアを提供するだけでなく、利用者さんやその家族の希望や悩みを聞くこと、看護師の意見を利用者さんやその家族に聞いてもらうことなど、円滑なコミュニケーションを図れる関係性作りも重要な業務になります。

多くの利用者さんやその家族は、訪問看護師に対して友好的に、積極的に話しかけてくれる、話を聞いてくれるため、円滑なコミュニケーションを図れると思います。

しかし、利用者さんやその家族の中には、リアクションや返答が乏しかったり、利用者さんやその家族に対して看護師が緊張してしまい、言いたいことを伝えられないなど、コミュニケーションがうまく取れない場合があります。

コミュニケーションをうまく取れない状況が続くと精神的に疲れた、、、と感じると思います。

利用者さんやその家族のリアクションや返答が乏しいにはは会話が盛り上がっていないことが理由で、看護師が緊張してしまうのは、利用者さんやその家族に対して気軽に話しかけができていないことが理由であると考えます。

対策としては、以下の2つを考慮しながら、積極的に話しかけましょう。

①体調や悩みを唐突に質問せずに、雑談を交える。

②少しひねった質問をして、返答に対する質問に繋げる。

例)食欲はありますか?→朝食は食べましたか?朝食は何を食べましたか?

例)夜はよく眠れますか?→夜は何時頃に布団に入りますか?朝は何時頃に起きますか?

5.オンコール待機時

訪問看護のオンコール待機では、いつでも電話に出られるように社用携帯を近くに持っていたり、緊急の呼び出しで対応できるようにユニフォームや訪問バックを準備していたりと気が休まりません。

夜間に寝ている時に電話が鳴っても気付けないかもしれないと不安になり、オンコール待機時は寝室でなく、リビングで休んでいるという看護師さんもいました。

対策としては、以下の3つが挙げられます。

①オンコールで電話相談や緊急訪問する可能性がある利用者さんについて情報共有しておく。

②判断に迷った時には、管理者に電話相談する。

③オンコール待機時、特有の過ごし方を確立する。

例)いつもよりも早めにベッドやソファーでゴロゴロする。

例)自己研鑽の勉強の日にする。

6.書類作成をした時

訪問看護では、毎月の計画書と報告書、入院や入所した際のサマリーなどの書類作成があり、訪問看護師のほぼ全員が負担感を感じてると思います。

訪問看護師1人当たり、担当利用者さんが20名前後であるため、訪問の空き時間では作成が終わらず、残業する場合もあります。

対策として、まずは報告書、計画書、サマリーなどの各書類作成にかかる時間を把握し、すべてが終わる時間を算出します。

そして、算出した時間をもとに、空き時間を最大限に活用し、少しずつ書類作成を進めることをおススメします。

人間の集中力は最大50分で限界を迎え、継続できるのが15分と言われています。

まとまった時間ができるまで書類作成に取りかからないままでいると、あっという間に期限が迫ってしまい、焦りながら業務を行うため、余計に集中できなかったり、ケアレスミスが多くなります。

想定通りに書類作成が終わった時には、疲れたという感情よりも、達成感と充実感が強くなるので、是非、15分単位で作業を行えるように挑戦してみてください。

まとめ

今回は、訪問看護師が疲れたと感じる瞬間とその対策について紹介しました。

働く訪問看護師によって、今回紹介した瞬間以外でも疲れたと感じることもあると思いますが、疲れを溜め込まず、素直で前向きに働ける訪問看護ステーションで働くことが一番です。

訪問看護ステーション アスエイドでは、スタッフ間が腹を割って話せる関係性をモットーに困ったらすぐに相談する、一人で悩まない職場づくりを行っています。

初めての訪問看護で自信がないという看護師さんでも、是非、アスエイドで一緒に働いてほしいと思います!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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