訪問看護は、自動車や自転車で利用者さんの自宅に回っています。
そのため、移動中に紫外線を浴びてしまい、日焼けすることがあります。
日焼けは、肌の乾燥やたるみ、シミ、そばかすの原因となるため、訪問看護師は日焼け対策が重要になります。
そこで今回は、訪問看護師がやっておきたい日焼け対策について紹介します!
訪問看護師がやっておきたい日焼け対策は、以下の4つになります。
1.日焼け止めの使用
2.衣服や小物の活用
3.水分と食事
4.スキンケア
上記について、詳しく解説します!!
自転車移動で直射日光に当たることで日焼けすることはもちろんですが、自動車の運転でもガラスをすり抜けた紫外線によって日焼けします。
自動車(右ハンドル)の運転では、特に顔面の右半分の日焼けが要注意です。
訪問看護師は、出勤前に日焼け止めを塗るだけでなく、昼休憩やケアで汗をかいた後などに再度、日焼け止めを塗りなおすことがおススメされます。
日焼け止めは、SPF30以上、PA+++以上のものを選び、顔面、首回り、腕、手にしっかりと塗りましょう。
日焼け対策として、衣服と小物の活用も有効になります。
衣服では、UVカット仕様のパーカー、カーディガンがあります。
ここ最近では、薄手で通気性が良いものだけでなく、接触冷感生地を使用したのものがあり、自転車移動する看護師さんにはおススメされます。
しかし、自動車移動で車内のみで日焼け対策をする場合には、着脱が楽でコンパクトなUVカット仕様のアームカバーがおススメされます。
小物は、自動車に施せる紫外線カットアイテムで、UVカットフィルム、サンシェード、カーバイザーが挙げられます。
UVカットフィルムは、直接窓ガラスに貼る、日焼け防止アイテムです。
注意点としては、フロントガラスとフロントサイドガラスには、可視光線が70%以上透過するものでないと、道路交通法違反になってしまう点です。
サンシェードは、紫外線カット効果のある布を張ったシェードを吸盤で窓に取り付けるアイテムで、日焼け防止の効果だけでなく、車内の温度が上がるのを防いでくれる効果もあります。
そのため、利用者さんの自宅に駐車中であったり、車内での休憩中に使用します。
カーバイザーは、運転席や助手席のサンバイザーに挟んで使うアイテムで、正面から入ってくる日差しを遮ることができるため、紫外線カット効果だけでなく、サングラスのように眩しさを軽減する効果があります。
紫外線量が多い5月と8月は、特に水分と食事でのケアが重要になります。
紫外線は、体内の水分量=肌の水分を奪い、肌のうるおい(バリア機能)の低下による炎症を起こしてしまいます。
そこで、こまめな水分補給とともに、肌の炎症を抑える=抗酸化作用が高い食材を積極的に食事に取り入れましょう。
水分量は、体重×20㎖程度が理想とされています。例)体重60㎏で1200㎖。
肌の炎症を抑える食材は、ビタミンA・C・E、リコピン、アントシアニンがあります。
ビタミンA(レチノール)は、ニンジン、がぼちゃ、ほうれんそう、レバー、うなぎ、あなご、あゆ、チーズ、卵などが挙げられます。
ビタミンCは、パプリカ、ピーマン、ゴーヤ、ブロッコリー、カリフラワー、キャベツ、キウイフルーツ、海藻類、じゃがいも、さつまいもなどが挙げられます。
ビタミンEは、アーモンド、あゆ、うなぎ、かぼちゃ、抹茶などが挙げられます。
リコピンは、トマト、スイカ、ピンクグレープフルーツ、マンゴー、ケチャップなどが挙げられます。
アントシアニンは、ブルーベリー、赤しそ、紫キャベツ、ナス、いんげんまめ、黒豆、赤ワインなどが挙げられます。
若干の紫外線を浴びて仕事をする訪問看護師は、日焼けによって皮膚が赤くなったり、熱感を持つことはないと思いますが、自宅に帰ってからのアフターサンケアが大事になります。
紫外線に当たった肌は乾燥しているため、アフターサンケアとして保湿を行いましょう。
保湿力の高い成分(高い順)としては、セラミド→ヒアルロン酸→コラーゲン→エラスチン→ヘパリン類似物質→PG/グリセリンがあります。
保湿力が高いほどべたつきやすいため、自分の好きなテクスチャーと肌に合った保湿クリーム、ジェルの使用をおススメします。
今回は、訪問看護師がやっておきたい日焼け対策について紹介しました。
病院やクリニックなどの屋内環境で働いていた看護師さんが、訪問看護で働き始めて肌トラブルを起こしてしまうことはたまにあります。
今回紹介した日焼け対策を参考にしてもらえると嬉しいです‼
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