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訪問看護のリハビリ利用時の看護師による体調チェックとは?

2024年7月25日

訪問看護ステーションには、理学療法士や作業療法士が在籍している事業所も多いです。

当事業所でも、多くの利用者さんに専門職によるリハビリをご希望いただいています。

「リハビリを利用したいだけなのに、看護師に来てもらって何をするの?」

訪問看護からのリハビリをご依頼いただいた際に、上記のように疑問を抱いている方も少なくありません。

実は、訪問看護のリハビリを利用する際の看護師による体調チェックは、利用者さんの体調を維持してリハビリを受けるために重要であると言えます。

今回は、訪問看護のリハビリ利用時に行われる看護師による体調チェックの具体的な内容について詳しく解説します。

これから訪問看護に在籍する理学療法士や作業療法士による専門的なリハビリを受けたいと考えている利用者さんや、サービスを勧めたいと考えているケアマネジャーさんはぜひ参考にしてください。

訪問看護のリハビリとは?

訪問看護のリハビリテーションとは、大きく分けて2つの選択肢があります。

1つは訪問看護師が利用者さんへのサービス提供の中で行う、看護師によるリハビリです。

2つ目は、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士といったリハビリ専門職員によるリハビリの提供です。

今回は、2つ目に挙げたリハビリ専門職員によるリハビリテーションを受ける際に必要となる体調チェックについて詳しくお伝えしていきます。

訪問看護のリハビリ利用時には看護師による体調チェックをする!

訪問看護に在籍するリハビリ専門職員によるリハビリテーションは、看護職員の代わりとして提供される訪問看護サービスの一部であると位置付けられています。

そのため、訪問看護のリハビリ利用時には看護師による体調確認が必要となります。

訪問看護でのリハビリ専門職によるリハビリ利用時には、看護師は以下のような内容で利用者さんの体調チェックを行います。

  • バイタルサイン測定
  • 食事や水分摂取量の聴取
  • 排便状況の観察
  • 服薬状況の確認
  • ADLの変化や転倒の有無の確認
  • 疾患による症状変化の観察
  • 緊急時の対応についての共有

上記に挙げた体調チェックは、実際にどのような内容を指すのでしょうか。

それぞれの項目について、具体的に解説していきます。

看護師による体調チェックの内容とは?

バイタルサイン測定

体温、脈拍、血圧、酸素飽和度の測定を行います。

普段の数値を確認しておくことで、リハビリ実施時の血圧変動や呼吸状態の変化を比較することができます。

また、週に1回から3回程度のリハビリ実施時にも毎回バイタルサイン測定を行い数値を記録しています。

そのため、長期的なバイタルサインの変動についても看護師がチェックし、必要時には主治医に報告をしています。

食事や水分摂取量の聴取

利用者さんの栄養状態や水分摂取状況を確認し、十分にリハビリの効果を発揮できるか確認しています。

栄養状態が低いまま運動量を過度に上げても、効果的な身体機能改善は見込めません。

しっかりと栄養を摂取できる方法や水分摂取量を維持できる方法について、看護師から助言させていただいています。

・排便状況の観察

排泄状況が不安定になることで、栄養摂取状況に影響を与えるだけでなくリハビリ中の不快感や身体状況の変化をもたらすことがあります。

便秘で悩む利用者さんも多く、一人一人に合った排便コントロールを提案させていただきます。

あまりに症状が重い場合には、看護師による定期的な訪問をご提案する場合もあります。

・服薬状況の確認

看護師の訪問時には服薬が適切にできているか確認させていただいています。

服薬自己管理が困難な場合や、介護者負担が増大している場合には管理方法の提案をすることもあります。

在宅療養での服薬管理は体調を維持していくためにとても重要です。

服薬が継続できない背景がある利用者さんについては医療機関と相談し、服薬ができる方法を共に検討します。

・ADLの変化や転倒の有無の確認

リハビリを継続すると、歩行機能の改善や活動範囲の拡大が見られることがよくあります。

上記に伴い起こり得るのは、転倒です。

看護師訪問時には体調変化だけでなく、身体機能の変化による転倒リスクにも考慮し生活環境における危険を極力取り除けるよう説明します。

また、床に座り込んでしまった際に立ち上がれないといった困りごとを伺うこともあります。

そのため、リハビリと協働して床からの立位動作訓練や介護指導を取り入れるなど生活に即したリハビリを提供できるよう支援しています。

・疾患による症状変化の観察

利用者さんが抱える疾患による症状変化の観察は、必ず行います。

月に1度の看護師訪問だからこそ見えてくる状態変化を見逃さず、必要時には主治医への連絡や受診の調整をします。

すぐに受診が必要ではない場合にも、リハビリスタッフと情報共有し状態確認を行い症状が重篤になる前に医療機関に繋げられるよう支援しています。

・緊急時の対応についての共有

月に30分の看護師訪問を利用している利用者さんが希望する場合には、看護師による24時間365日の緊急時訪問看護加算をお付けすることができます。

体調不良や転倒による外傷、在宅療養で不安に感じることがあれば昼夜問わず看護師に相談することができるサービスです。

緊急時訪問看護加算を希望されている利用者さんについては、いざというときにお役に立てるよう毎月の訪問時に緊急時の連絡先や相談するべき症状について説明します。

まとめ

今回は、訪問看護のリハビリ利用時の看護師による体調チェックについて詳しく解説しました。

訪問看護ステーションアスエイドでは、リハビリ専門職員のリハビリをメインに利用していただくことができます。

その際には、月に1回30分の看護師による体調チェックをさせていただいています。

リハビリが効果的に、かつ安全に利用できるよう看護師も支援していきますので、ぜひ安心してご依頼くださいね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

訪問看護ステーション アスエイドでは、スタッフ間が腹を割って話せる関係性をモットーに困ったらすぐに相談する、一人で悩まない職場づくりを行っています。

初めての訪問看護で自信がないという看護師さん、経験豊富な看護師さんも、是非、アスエイドで一緒に働いてほしいと思います!

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2022年9月1日に新規オープンした事業所です。
川越市やその近隣にお住まいの利用者さんへの訪問看護を行なっています。
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