訪問看護ステーションは、看護師だけでなく理学療法士、作業療法士などのリハビリ職が在籍し、訪問看護からのリハビリを提供していることがあります。
訪問看護ステーション アスエイドでは、理学療法士2名、作業療法士2名が在籍し、看護師とリハビリ職の視点から協働しながら利用者さんの安心、安楽な在宅療養を支援しています。
しかし、同じステーションで働いていながらも、お互いの特性を理解できていなければ、何を報連相すればよいのか?、何をお願いできるのか?などなど、連携が取ることが難しいと思います。
そこで今回は、訪問看護ステーションの看護師とリハビリ職の連携について、アスエイドが実践している内容をすべて紹介します!
訪問看護ステーションの看護師とリハビリ職との連携では、それぞれの職種の強みを知り、お互いが積極的に話しかけることが大事になります。
しかし、どのような内容を報告したり、相談したりすれば良いのかが分からなければ、話しかけられません。
そこで、以下の2つについて、下記で詳しく紹介します。
1. 看護師に報告や相談する内容
2. リハビリ職に報告や相談する内容
リハビリ職が看護師に報告や相談する内容は、以下の7つが挙げられます。
① 症状や状態の急変
急な発熱、血圧の異常、呼吸困難、胸痛など、生命に関わる症状、急激な痛みの悪化や新たな症状(麻痺、しびれなど)が現れた場合。
② 転倒や事故
前回のリハビリ後からの間で転倒があった、もしくはリハビリ最中に転倒、怪我をした場合。
怪我に関しては写真を撮影しておくことが望ましい。
③ 食事と排便の問題
食思不振やむせが生じてきた場合、排便コントロールや便性状に問題が生じた場合。
④ 精神症状の変化
リハビリ中の急な精神不安定が生じた場合(混乱、認知症状の悪化、うつ状態など)。
⑤ 薬の副作用
リハビリ中に利用者が服用している薬の副作用が現れた場合。主にめまい、吐き気、眠気など。
⑥ 看護師訪問の導入
リハビリメインの利用者さんの服薬管理、排便コントロール、入浴介助などの生活ケアなどの必要性が考えられた場合。
⑦ 医用機器の異常
誤った器具の使用をしてしまった、または器具の故障や不具合が生じた、発見した場合。
看護師がリハビリ職に報告や相談する内容は、以下4のつが挙げられます。
① 体調
体調変化しやすい、悪化をしている利用者さんがいた場合、訪問リハビリ時の体調確認(食事量、睡眠時間、最終排便など)を依頼する、また、リハビリ職でもできるケア(水分の促し、トイレ誘導など)を伝える。
② 転倒
自宅での転倒した場合、転倒要因となる身体・認知機能、環境設定、福祉用具などについて報告、相談する。
③ 日常生活動作(ADL)の低下
ADL低下が生じた場合、リハビリテーションによる改善の可能性、介助方法などについて報告、相談する。
④ 看護師が行うリハビリテーション
看護師が行うリハビリテーションである立ち上がり・移乗・歩行介助、関節運動としての体操やストレッチ、リラクゼーションについて報告、相談する。
今回は、訪問看護ステーションの看護師とリハビリ職の連携について紹介しました。
利用者さんの在宅療養上の問題点は、看護師であってもリハビリ職であっても観察することはできますが、その観察された問題点を分析することに関しては、看護師とリハビリ職で能否が分かれます。
そのため、利用者さんの安心・安楽な在宅生活を支援するためにも、看護師とリハビリ職の持つ強みや視点を生かすためにも、お互いが積極的に話しかけることで素晴らしい連携が図れると思います。
また、多職種を理解することは、スキルアップにも繋がります。
訪問看護ステーション アスエイドでは、スタッフ間が腹を割って話せる関係性をモットーに困ったらすぐに相談する、一人で悩まない職場づくりを行っています。
初めての訪問看護で自信がないという看護師さん、訪問看護経験者でスキルアップしたい看護師さんは、是非、アスエイドで一緒に働いてほしいと思います!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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